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KANAN



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KANAN

Birthday

Lyricist:KANAN
Composer:su-kei

走り出す夕立 跳ねる水溜り避け
手を引いた君から 優しい眼差しを受けた。
日々に溶けるこの瞬間(とき)すら
続く日常だと思っていた。

あの日から動けないのです。
君のくれた記憶(もの)が絡まって
か細い明りを頼りにしても
あの時と同じようには、もう
なれないとわかっていた。

歩き出す夕闇 肌を撫でる風から
隣に居る君が 守るように肩を寄せる。
過去が見せたこの瞬間すら
届く日常だと信じていた。

あの日から動けないのです。
君のくれた記憶に埋もれてる
か細い明りを頼りにしても
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あの時と同じようには もう
笑えないから、きっと。

私だけの時間が過ぎて
また一つ数えた。

いつかこの蝋燭は君から遠く離れて
流れずに消えた時間を焦がすように燃え尽きる。

あの日から動けないのです。
その喪失感に縛られて
か細い明りを何度灯すの?
あの時と同じような日々に
憧れるように、ずっと。

私だけの時間はいらない
君がいるあの瞬間が欲しいよ。
か細い明りを頼っても
あの時と同じようには もう
なれないとわかっていた。