Album songs：
Album Intro：
78年に木の実ナナが歌った名曲の誉れ高い「うぬぼれワルツ」をはじめ、都はるみや小柳ルミ子などに提供した曲を、“お帰りなさい”という感じで歌ったセルフ・カヴァー・アルバム。西島の作る曲は、ミディアム・テンポのバラード中心にシャンソンの香りがする。メロディには、しっとりとした大人の情感と小粋さが込められ、ラテン系のリズムにさえ情熱より優雅さを漂わせている。そして,Lyricsを活かして丁寧に積み重ねてゆくメロディ・ラインの美しさで勝負している。伏線を配しての刺激的なサビのフレーズ一発で聴かせるのではなく、曲全体の心地よい流れとバランス感覚の良さでゆったり包み込んでくれる。初期の代表作「池上線」や「千登勢橋」が、ヒット曲というよりロングセラーを記録しているのも、そうした曲作りのためだろう。作者の愛着あるヴォーカルで、新たな生命を吹き込まれたこの曲たちもまた、なが~く愛されることになりそうだ。 (鈴木勝生) --- 2000年02月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
デビュー25周年記念アルバム。あの名曲「うぬぼれワルツ」をはじめ、自作曲や他歌手への提供曲などのセルフ・カヴァー10曲と、未発表ナンバー2曲が収録された“歌”満載の1枚だ。
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